こんにちは、坂下です。
今日は、この間完了した施工現場のご紹介をしたいと思います。
ウッドデッキと天然芝のお庭を!とのご相談を頂いておりました。
その施工写真がこちら。
デッキの形やスロープの位置、勾配など、お客様と
一緒に考えさせていただきました。
私自身、お打合せをとても楽しくさせて頂いて、なんだか家族会議をしているみたいでした笑
立水栓はお庭でたっぷり遊んだわんちゃんの足も洗いやすいように、床と同じ高さに水受けを設置しています。
わんちゃんがビシバシ遊んでくれると嬉しいなぁ。
スロープも水受けも、天然木だからなせる技!
職人さんはいっつも綺麗に仕上げて頂いて、職人魂感じちゃいます、感謝。
今回、ご提案させて頂いたデッキはアイアンウッドとも呼ばれている「ウリン」という材木を使用しています。
天然木というと、どうしても腐食、メンテナンスが面倒…とマイナスなイメージが付きまといがち…
ところがどっこいウリンはなんと、海に架かる桟橋の柱にも使用されている程、とっても強い材木なのです。
また、虫に食べられることもありません。実はウリンには、ポリフェノールという抗菌作用のある成分がたっぷり含まれているのです!
虫にも強く湿気にも強い、ありがたーい材木ですが、そんなに都合の良い事ばかりではなく、
勿論、欠点もあります。世知辛い!
一番のネックは、施工後に出てくる赤い樹液です。
3か月程は、真っ赤な樹液が雨などに打たれ、流れ出てきます。その後は落ち着いて、
汚れも自然に落ちていきますから、最初だけ我慢!です。
色が落ち着いたシルバーグレーのウリンデッキは、渋くてかなり恰好が良いのです。
お店のデッキも良い味出してくれていますので、要チェックです。
もう一つは、施工が大変!という点。
成長がのんびりなウリンは時間を掛けて、みっちり丈夫な樹木に育っていきます。
水に入れると沈むくらい、みっちりぎっしり密度があるのでとっても重く運搬が大変です。
時間と手間、そして加工の技術が必要になるので、ウリンを扱える専門の職人さんの施工がおすすめです。
つらつらとウリンのお話をさせて頂きましたが、とにかく百聞は一見にしかず。
お店にはウリンを使った職人魂の溢れるデッキの展示もありますので、
是非一度、ご覧になってくださいね。天然木にしか出せない風合い、温かみというのは
なんとも心地の良いものですよ。
ご来店、お待ちしております。