今年の冬は寒さが厳しく、ここ近年の暖冬で冬越しできた植物も被害を受けています。
しかし、着実に春が近づいています。展示場のクリスマスローズも咲き始めました。
暖かくなり植物が活動する前、厳寒期に行う寒肥えについて、今回ご報告します。
冬期の樹木管理について
「寒肥」は春の芽立ちを助け、
その後の生育に肥効を続けるための元肥ですから、
堆肥や油粕・鶏糞・骨粉等の有機肥料を利用します。
今回使用した寒肥え
油粕・・・・・・・・10kg
鶏糞・・・・・・・・15kg
モミガラくん炭・・・2kg
リン酸肥・・・・・・1kg
化成肥料・・・・・・1kg
バーク堆肥・・・・・20kg 6種類を混合して使用しました。
展示場内の元気の無い樹木には、特に注意して行う。ヒバ・イチゴノキ等。
根周辺、葉先の下に穴を掘る。
直径10cm 深さ45cm
掘ってみると、根の状況・土の状況・湿り具合が分かります。
寒肥施肥状況
低木花物が多いので、リン酸肥料・ケイ酸肥料を今回施肥しました。
金コテ(鍛冶製)
つる性の植物 ツルバラ・スイカズラ・ジャスミン等の
狭い場所の穴掘りに活躍した金コテも紹介します。
重さは12kgくらいあり先が扁平に尖っています。
幹焼した表皮を剥ぎ取り、防腐剤を塗布して樹木の外科手術実施
このようにして、展示場内の樹木&下草類たちは春に向けて準備中です。
植物のことでお困りがありましたら、ガーデンアドバイザー内藤まで
展示場でお待ちしてます~。
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