こんにちは~ 筑紫野店の秋山です
みなさん、メモリアルベンチってご存知ですか
英国の公園や眺めのいい場所には ベンチが多く設置されているのですが
そのほとんどがメモリアルベンチだそうです
亡くなられた方に対してメッセージを添え、その方が好きだった場所や思い出の場所にベンチを寄贈するといったことです
日本では あまり見られませんが素敵な文化ですね
映画「ノッティングヒルの恋人」に出てくる公園のベンチも、夫から亡き妻へのメッセージがプレートに刻まれています
今回は筑紫野市の天拝山を舞台に ある女性から亡きご主人様への思いを込めたメモリアルベンチを設置、公園に寄贈するといったことに立ち合わせて頂きました。
普段、山に登る機会がなかなかないので、当日は、ベンチを無事に山頂まで運べるのか、無事に設置できるのか、お施主様の心情はどうなんだろうとかと色々な思いを抱えながら登りました。
何より一番つらかったのは3日前に下見で登った時、おじいちゃん、おばあちゃん達に後ろから追い抜かれて傷ついていた心、2日遅れの筋肉痛を抱えていたことです
色んな思いを抱えて登りました
途中、急な階段がありました
実は、当所、自分でベンチを抱えてこの階段を上る予定でしたが。。。。
先に現場入りしていた業務の西原さんと、職人の青木さんが気を利かせてくれて運んで上がってくれていました
助かりました
山頂の展望台に着き、いよいよ設置開始です
アンカー基礎用の穴を開けています
充電式ドリルはこの日のために購入したそうです
新しい道具を買ういい機会になりましたね 青木さん♪
見た目を良くするため、脚の裏にボルトを縫いつけています
最後にプレートをお施主様に付けてもらいました
天然木チーク材のベンチです。
チーク材はやさしくて、やわらかな笑顔のご主人さんにイメージがピッタリということで選びました
また、設置場所は屋根もなく雨ざらしになる所で、いずれは自然の力によって朽ちていきますが、あえて、屋根のない場所を選びました
何より景色の一番いい所、太陽にに一番近い所に設置したいという思いだったからです
これから、時間の経過とともに経年変化し、より一層この場所に馴染んでくると思います
いずれは朽ちていく でも、そこには生命と自然の美学があるのかもしれませんね
第一号 ベンチ利用者です
本当にいい景色でした
最後に A様 今回のメモリアルベンチ設置をお手伝いさせて頂き 本当にありがとうございました
P.S
最後の下山は足がガクガクでした