2024/09/27 / 樹木・植物・メンテナンス
秋から準備を!春にチューリップを楽しむために
春と言えば、色とりどりのチューリップ!
幼いころから童謡でも歌われてきた馴染みのある植物のひとつですね。
球根で植えられるので初心者にもやさしく、簡単に楽しめるチューリップですが、春にたくさんのチューリップを咲かせたいなら肌寒くなる秋冬からの準備がかかせません。
本日はそんなチューリップの育てかたを紹介します。
1.チューリップの名前の由来
チューリップといえば「オランダ」というイメージが強い方も多いと思いますが、実はチューリップの原産の多くがトルコ~中央アジア。
トルコでは国花としても親しまれています。
そして、チューリップの名前の由来は翻訳家のちょっとした聞き間違えから生まれたもの。
トルコ語で頭に巻くターバンを意味する「チュルバン」に見た目が似ているという会話から徐々に変化してできた名前なんだそうです。
2.チューリップの植え方のポイント
チューリップは秋~冬の時期にかけて準備します。
少し肌寒くなり、紅葉の季節となったら球根を植えつけましょう!
早いところでは9月~10月には球根がお店に出始めますが、植えるのは寒くなるまで少し待ってくださいね。
植え方はいたって簡単。以下のポイントを押さえてみてください。
①球根3つ分くらいの深さに植えましょう
球根のとがった方を上向きにして、だいたい深さ10センチくらいまで土を掘って植えましょう。
だいたい球根3つ分くらいの深さと覚えてくださいね。
植え場所はプランターや鉢植え、地植えでもどちらでも楽しめます。
②植えた後はたっぷりお水やりをしましょう
植えた後は、表面の土が乾かないようにお水やりをしましょう。
根をしっかり張るために冬でも忘れずにお水をあげてくださいね。
また、お水やりをうっかり忘れないように、パンジーやビオラなど冬のお花を近くに植えておくと、花壇も寂しくならずチューリップが咲くまでの期間も楽しんでお手入れできておすすめですよ。
③お花を楽しんだら球根を回収しましょう
開花してお花をたっぷり楽しんだら、花摘みをしましょう。
花の根元から手で折ってください。
葉はしばらく残しておき、夏ごろ葉が黄色く枯れたころに根を掘り起こすと、次の球根を収穫することができます。
収穫した球根は涼しい場所に保管しておくとまた次の冬には植え付けができますよ。
3.水耕栽培でも楽しめる
マンション住まいだったり、土の準備が難しい方は水耕栽培がおすすめ。
球根は水耕栽培用も存在しますが、ホームセンターなどで手に入る一般のもので十分楽しめます。
容器は、細めの花瓶を用意するか、ペットボトルを切って代用してもOKです。
1輪挿しのようにお部屋のアクセントにもなりますよ。
水耕栽培をする際のポイントは「春化処理」です。
チューリップは冬の冷たい時期を過ごすことが開花の条件になります。
暖かい部屋で冬を疑似体験させるため、購入した球根を紙袋などに入れ、冷蔵庫で2か月ほど冷やしておきます。
またアイスチューリップといって既にその下処理も終わっている球根を購入する方法もあります。
準備はこれで完了です!
あとは用意した容器にお水を入れて球根をセットするだけ。
お水はこまめに取り換えてくださいね。
4.まとめ
いかがでしたか。
手軽にはじめられて品種も多いので毎年植えるのが楽しみ!という方も。
お子さまのはじめてのガーデニングにもおすすめです。
ぜひチャレンジしてみてくださいね。