2024/07/19 / 住まいの雑学
西日本で大量発生!?カメムシには要注意
ちょっと苦手な虫と言われがちなカメムシ。
あの独特なにおいが気になって、できれば室内・お庭にいてほしくないと思う方も多いですよね。
そこで今回は少しでも自宅でできるカメムシ対策をご紹介します。
1.なぜ大量発生している?カメムシの特徴
カメムシは人間に直接的な危害は無いものの、最近では西日本で特に多く発生しているそうです。
なぜこのような事態になっているのでしょうか。
気候の変動
カメムシは暖かくなる春先から秋にかけて産卵時期を迎える生き物。
温暖な気候はカメムシの繁殖に適しており、特に暖冬が続くとカメムシの生存率が上がってしまいます。
また、温暖化により夏の暑い時期が長引くとカメムシの世代交代も速まり数がどんどん多くなっているのです。
生息環境の変化
農地や森林の管理方法の変化により農薬使用の減少、有機農業の増加により天敵が減少しているのも一つです。
食料源の豊富さ
カメムシは広範囲の植物を食べるため食料が豊かな環境では個体数が増加します。
特に近年ではスギ・ヒノキの実が豊富に実ったことで増加しています。
2.寄せ付けない為に効果的な対策方法
除草して住処をなくす
雑草が多くなると虫の住処になりやすくなってしまいます。
またエサも豊富にあるのでより集まりやすい環境になってしまいます。
お庭はできるだけ雑草が多くならないようにしておきましょう。
明かりを減らす
カメムシは光に集まる習性があるので、玄関などの照明は光量を下げたり、センサーを使って必要な時だけ明るくなるようにすることもおすすめです。
また、蛍光灯に比べLED照明は虫を寄せ付けにくいと言われています。
お外回りの照明にはおすすめですね。
ミント系の匂いで寄せ付けない
カメムシはハーブ系の香りが苦手だとか。
ドアなどの開口部にハッカ油を散布したり、ベランダやお庭でミント系の植物を育てることもおススメです。
3.臭いがついた際の対処法
手や体に臭いがついた場合
カメムシの臭いの成分は油に溶けやすい性質を持っています。
その為オリーブオイルやサラダ油で揉み込むようになじませた後、石鹸などで洗い流すことで臭いが消えやすくなります。
洗うことが難しいもの
カメムシの匂いは1週間程度で消えるそうですが、壁紙・家具など洗えないものについた臭いについては、自然に消えるまで柑橘系の中性洗剤などでふき取りをすることで和らげることができます。
臭いのついている場所が分からない場合
こちらも同様に柑橘系のスプレーを用いて消臭しこまめに換気をすることで臭いが和らぎます。
4.まとめ
暖冬が続いている今、避けては通れない虫の大量発生・・
殺虫剤なども効果的ですが小さいお子様がいたり、ペットを飼っている方は殺虫剤を使わない小さな工夫から始めてみるのもいいかもしれませんね。