2023/06/09 / お庭 樹木・植物・メンテナンス おうち時間
手軽にじゃがいも栽培が楽しめる!話題の商品育ててみました
見慣れたポテトチップスやお菓子のパッケージ。でも普段のお菓子よりずいぶんと大きい・・・。実はこれ、じゃがいもを手軽に栽培できる商品なんです。種いもに使うのはカルビーが10年以上かけて開発したオリジナルの品種。かわいい容器で楽しく育てたじゃがいもの栽培・収穫レポをご覧ください。
2月上旬。植え付けの前に種いもの「ぽろしり」を芽出しのために明るい室内に置いて2週間ほど様子見。気がつくと小さな芽がぽつぽつと出ていました。
2月下旬、天気の良い日に植え付けました。袋の下の方に水抜き穴を開けるための印がついています。ハサミや割りばしなどで穴を開けます。表・裏にある印の箇所以外にも上の段に数か所、袋の底にも数か所水抜き穴を開けると良いです。
種いもの「ぽろしり」は小さなサイズなので、そのままの大きさで植え付けました。他の品種の種いもを使う場合、大きな種いもは芽出しのあとに約40gになるようカットし、切断面を病気になりにくいように処理しましょう。
ポテトバックの中には軽くて持ち運びのしやすいココヤシガラやハスクチップという植物原料由来の培養土が入っています。栽培後は燃えるゴミとして廃棄することもできる地球環境に配慮した商品です。
ポテトバックの青い帯の位置に種いもを植え付けます。袋の端と端、対角線上に2つ植え付けました。袋の上部をくるくると、土の上から5cm程度高い位置まで巻きます。水やりをした時にウォータースペース(水が一時的に溜まる場所)になります。土が水と一緒にあふれ出ることを防いでくれます。
水やりは水抜き穴から水があふれ出るまでたっぷりとあげてください。
ポテトバックはレンガや台の上に置き、風通しの良い状態にしてあげましょう。そうすることで地熱を吸収せず、種いもが腐るのを防ぎます。
青い帯の位置にある種いもから土の上に芽が出るまで3~4週間ほど時間がかかります。芽が出るまでは日当たりの良い場所に置き、水やりは控えましょう。
3月中旬、ポテトバックから芽が出てきました!芽が出た後は土が乾いたらたっぷりと水やりをします。
4月上旬にはこんなに葉が大きくなりました。2~3日に一度くらいの水やりの頻度です。5月が近づくと暑い日も多くなってきたので、土の状態を見て毎日水やりするようになりました。
葉が黄色くなり枯れてきたら収穫の合図。いよいよ待ちにまった収穫です!
スーパーで売られているくらいの大きさのものや、煮物に良さそうな小さなサイズが収穫できました。
スライサーで薄くスライスしたじゃがいもを油で揚げて手作りポテトチップスを作ってみました。
揚げたてはとてもおいしくてあっという間に完食しました!
いかがでしたか。ポテトバックは「未来を担う次世代の子どもたちに、じゃがいもや土に触れる機会をつくりたい」という想いから開発がスタートしたそうです。じゃがいも栽培体験を通じて、自然の恵みを育む楽しさと大切さを感じてみませんか。