2022/12/09 / 外構
カーポートがあるメリット・デメリット
皆さんのお家にはカーポートがありますか?雨や紫外線、PM2.5や砂ほこりなどから愛車を守るためや、自転車やバイクの駐輪場、子供の遊ぶテラススペースを兼ねて広めにカーポートをつけるなど、車以外の用途にも使えます。カーポートをご検討中の方に是非知っていただきたいカーポートのメリット・デメリットをご紹介します。
玄関近くにカーポートを設置したり、玄関まで濡れずに行けるカーポートをつけると、雨の日の乗り降りもスムーズにできます。小さなお子様と一緒にお出かけする時や、介助が必要な方がいらっしゃる場合など、雨の日に傘をさしながらの移動は大変です。カーポートがあることで雨の日もゆっくりと安全に車の乗り降りができます。
カーポートの屋根材には紫外線や熱線をカットしてくれる効果があります。特に熱線遮断・熱線吸収ポリカーボネートやFRP、屋根がアルミやスチールでできていて光を通さない屋根材などは夏場の車内温度の上昇を抑えることができます。カーポートに自転車やバイクを駐輪する時も、サドルが熱くなるのを和らげてくれます。
カーポートを設置することで、大切な愛車を鳥のフンや雨汚れ、PM2.5や黄砂、火山灰などから守り、洗車の回数が減るだけでなく、カーポートの屋根材が紫外線や熱線をカットするのでお車の塗装の劣化や、車内のシートの日焼けも防ぐことができます。洗車の回数が減ることで水や洗剤を以前より使わなくなり、環境にもエコで水道代の節約にもなり、洗車の時間も別の趣味の時間に使えますね。
寒い季節になると、朝仕事へ行こうとすると車のガラスが凍っていて慌ててお湯を準備したりすることはありませんか?カーポートは霜対策にもなります。また、雪が積もる地域の方や、高台や風通しの良い場所に設置する場合、台風がよく来る地域の方は、風や積雪にも強い折半カーポートがおすすめです。耐風圧性能や耐積雪量などはカーポートの種類やオプションによって違うので、カタログをよく読んだり、専門店に相談してくださいね。
カーポートは車を雨や暑さ、雪、汚れなどから守る機能面だけではなく、お家を引き立てるデザイン性もあります。お家の雰囲気に合うカーポートを設置することで、住宅に調和する重厚感や高級感のあるエクステリアになります。カーポートのオプションでダウンライトやセンサーライト、防犯カメラなどを設置することができます。夜の駐車や、防犯面も安心ですね。
大雨や台風など強風が吹く際、特にポリカーボネートでできた屋根材だと雨粒が屋根に当たる音や、強風にあおられてバタつくパネルの音が気になるかもしれません。カーポートのオプションでサポート柱や母屋補強材、屋根材ホルダーなど、強風時の揺れや屋根が飛ぶことを軽減する部材もありますので、カーポートを購入する際にはオプションもしっかりご検討いただくことをおすすめします。
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カーポートの真後ろに窓がある場合、カーポートを設置することで日当たりが悪くなる可能性があります。また、カーポートを設置予定の場所に植物や芝を植えている場合、カーポートを設置することで雨や日が当たらなくなり枯れてしまう可能性もあります。
解決策▼
大切な植物は別の場所へ移植したり、床面に緑が欲しい場合は人工芝に変えるなど、カーポートの設置場所、設置するために必要な作業を考えてみましょう。
敷地によってはカーポートを設置するとアプローチに柱が干渉し乗り降りしづらい場合や、何度も切り返さないと駐車しづらくなってしまう場合があるかもしれません。
解決策▼
カーポートの梁を延長し柱の位置を変えたり、柱を後方や側面だけで支えるカーポートもあります。敷地の形に合わせて屋根をカットしたりすることもできますので、どんな形のカーポートを設置するのがベストか、設置をあきらめずにご相談されるといいかもしれません。
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カーポートは設置すると存在感があり、家の門まわり、玄関周りの印象が大きく変わります。デザインや性能も豊富なカーポート。お家の雰囲気や敷地条件に適したベストなカーポートを設置することで、見た目も使い勝手も良くなりますよ。