2022/10/21 / お庭
お庭のお掃除~タイルデッキ編~
BBQやお庭あそび、日々の洗濯物干しなどで活躍するタイルデッキ。様々な色や形があり、お家の外観に合わせて作ったこだわりの空間という方も多いのでは?外にあるものだからこそ、どうしてもついてしまうのが汚れ。砂や土、鳥のフン、日当たりの悪い場所だとカビが生えてしまっていることも。今回は、人気のタイルデッキ・テラスのお掃除方法やお手入れのコツをご紹介します。
コンクリートなどで下地をつくり、タイルを貼ったものやウッドデッキのように骨組みをつくり、タイルを上から施工した物をタイルデッキ・タイルテラスと言います。お家からお庭を繋ぐ段差を解消したり、ゆったりとお庭でご飯を食べたり。使い道はさまざまです。家のリビングが広がったような感覚にもなりますのでより敷地を有効に使うことができますね。
ほうき、デッキブラシ、たわし、雑巾、バケツ、ゴム手袋、住居用洗剤、トイレ用酸性洗剤、カビ取り剤、サビ取り剤、高圧洗浄機などを使用してお掃除します。
簡単に流れを説明すると
ほうきで掃く(タイル上にある土や落ち葉などを簡単に取り除く)
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お水を流せるようであれば薄めた住居用洗剤をつけてデッキブラシでこすって洗うor高圧洗浄で汚れを落とす(洗剤は2倍以上に薄める。薄めずに使うと泡切れが悪くなります)
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それでも落ちない汚れはトイレ用酸性洗剤やカビ取り剤、サビとり剤など汚れに応じた洗剤をつけ数分放置後、こすって洗い流す(洗剤を使う際はゴム手袋などで直接洗剤が肌に触れないように気をつけましょう)
高圧洗浄機をお持ちであれば、デッキブラシでこするより短時間でお掃除できますよ。高圧洗浄機を使う際は、水圧を調整してください。最初から水圧をかけすぎると、タイルの表面が剥げる可能性があります。また、タイルとタイルの隙間(目地)には直接強い水圧を当てないようにしましょう。目地は薄いモルタルでできているので、水圧を当てると目地が欠けてしまったり、削れてしまう可能性があります。
通常コンクリートで下地を作るタイルデッキを施工する際には表面はまっすぐではなく少しお庭側に勾配を付けて施工します。雨水や掃除した時に出るお水はこの勾配によって上手く外に向かって流れていきます。汚れた水がお庭に流れていくのが気になるという方は、流れた先に砂利敷きや植栽帯を作っておくと目立つことなく土にお水を浸透させることもできます。中性洗剤などを使用すれば植物にも影響が出ず問題ありません。アルカリ性や酸性などの洗剤を使用して掃除する時は雑巾で拭き取るなど、植物に薬液がかからないよう注意しましょう。
ガーデンファニチャーや金属製の植木鉢を置いたりする台などを置きっぱなしにしていてタイルに錆跡が付いてしまった!なんてことにならないよう置くものに気を付けたり、こまめにファニチャーをしまったりして汚れを防ぎましょう。タイルにサビがついてしまった場合は、カー用品店やホームセンターなどで購入可能な「サビ取り剤」を使用し早めに掃除しましょう。時間が経つとタイルにサビが染みこみ汚れが取りづらくなります。
▲サビ取り剤の薬物反応で紫色になります。少し時間を置き薬物反応がおさまったら、たわしなどでこすって洗い流します。
▲サビが落ちてきれいになりました!
サッシとタイルの際や、テラス屋根やガーデンルームなどの雨樋の付近は、汚れや雨水が流れ出て水が溜まったり水が集まって流れる汚れやすい部分です。こういった場所には黒カビが発生しやすいので、カビ除去剤を使用すると効果的です。
外にあるものなので、タイルデッキにはどうしても汚れはついてしまいます。特に変わったお手入れ方法というわけではありませんが、こまめなお掃除が大切です。住宅の屋根やターフなどでタイルをカバーして普段から汚れにくくすることもおすすめです。汚れを落としてきれいなタイルデッキでお庭時間を楽しみましょう。