公園や歩道などでよく見るインターロッキング。近年は色や形のバリエーションも増え、お家を彩るエクステリア商材としても注目を集めています。今回は、インターロッキングの特徴や外構・ガーデン施工例をご紹介します。

インターロッキングとは、正式にはインターロッキングブロックと言います。自然石やレンガと同じく、商品名ではなく施工方法の種類です。基本的には砕石路盤の上に敷き詰めていくので、雨水が地面にしみ込みやすく水はけが良いです。インターロッキング（interlocking）とは、“かみ合わせる”という意味で、その名の通りモルタルを使わずにかみ合わせていくので施工性が良く、広い歩道や公共施設の広場などに使われることが多いです。商品やカタログでかみ合わせる突起が付いていたり、はめ込んで施工できる形になっていたらインターロッキングです。

インターロッキングの下地は基本的には砕石です。砕石→砂→インターロッキングの順で施工し、かみ合わせて出来る目地に砂を敷き詰めます。目地に砂を充填することによってブロック同士で荷重を分散され、割れたり崩れたりしない構造になります。タイル貼りや自然石貼りのように下地にコンクリートを打つ必要がないので、コストを抑えることができます。モルタルやコンクリートで固めていない為、砂目地に種が飛んできて草が生えることも。小さな時に早めに抜くことで解消されます。

下地のコンクリートを打つ必要がないので、養生期間などもありません。下地の路盤をしっかり作った後は次々とはめ込んで施工できるので、作業効率が良く、広い土地での施工にも向いています。コンクリートを扱う工事に比べて工事期間が短縮できるので、職人さんにもお客様にもありがたい商材ですね。

▲【使用商品】ユニソン：フラミア[ai]/エイジグレー・エイジブラウン

インターロッキングはブロックの１面のみに化粧している商品が多く、レンガ、自然石より安価なものが多いです。最近はレンガや自然石をリアルに再現したインターロッキングも多く、おしゃれに仕上がります。

▲【使用商品】TOYO：エクレル/クロムグレー、ウォームグレー、アースベージュ

階段は自然石風タイル、床面はインターロッキングを施工。複数色を組み合わせて自然石に似た味わいが出ます。

▲【使用商品】TOYO：プラーガブリック、プラーガペイブ、プラーガストーン

色ムラのあるインターロッキングはレンガにも似ていて、植栽との相性もバッチリです。

インターロッキングは住宅の駐車場にもアプローチにも、お庭にもマッチします。実際にそれぞれの場所でインターロッキングを使用した施工例をご紹介します。

▲【使用商品】シンセイ：エクスペイブTR/レッド、ライトブラウン、ダークブラウン

駐車場にインターロッキングを施工。隣り合う歩道のインターロッキングとなじむ色、貼り方にしました。
駐車場の場合、車の重みによる砕石の沈下などでインターロッキングがずれてしまうこともあります。駐車場にインターロッキングを施工する際は下地にコンクリートをご提案しております。

▲【使用商品】TOYO：ポルドキューブ/全6色MIX

駐車場と玄関階段をつなぐアプローチ部分にインターロッキングを施工。車のタイヤが乗っても大丈夫ですし、色ムラのあるデザインがナチュラルなお家にピッタリです。養生期間が不要なので、住んでいらっしゃるお家の工事にも最適な素材です。

▲【使用商品】TOYO：カルムペイブ/クラリーベージュ

お庭のタイルテラスから下りたテラス部分にインターロッキングを施工。物置へのアプローチにもなっています。ベンチに座ってBBQなども楽しめるスペースです。透水性も良く、大判なので歩きやすいですね。

施工性が良く、価格も抑えられるのにおしゃれに仕上がるインターロッキング。お家にマッチする色や形を選んで素敵な外構・ガーデンを作りましょう。