2022/06/03 / お庭 おうち時間
ヨーロッパ流 お庭のある暮らし
みなさんは、普段お庭をどう活用していますか?
中には「お庭を持て余していて、なかなか活用できていない」という方もいらっしゃるかもしれません。
ヨーロッパ、地中海に位置するギリシャの人々は、お庭との付き合い方がとても上手。
ここに住む人々がどんなふうにお庭で過ごしているか、少し覗いてみませんか?
お庭はDIY!という方も結構多いようです。
友人や、時には専門家の力も借りながら、自分好みに作り上げていきます。
大理石などの石材も豊富に取れることから、屋内だけではなく屋外にもふんだんに利用されています。
ピザ窯やテラスなど、お庭で楽しめる工夫もたくさん。多少の失敗も味、その辺は気にしません!
気持ちのいい天気の日には、季節問わずお庭でカジュアルに食事することも。
時には友人や親戚が大勢集まります。
日本語のいただきますにあたる言葉は「カリオレクシ」、召し上がれという意味です。
食卓にはお庭で育てた野菜を使った料理も並びます。日本では見られないような珍しい野菜も。食卓にはギリシャヨーグルトが必須です。料理にもかけて食べます。
家庭菜園や、お庭で養鶏をしている家もめずらしくありません。時にはヤギなどの動物がいることも!
新鮮な野菜、フルーツや卵などが食卓に並びます。
写真は唐辛子のように見えますが、実はピーマンです。ギリシャではこの形が一般的です。
オリーブとレモンは欠かせません。ギリシャのオリーブオイルは有名ですが、塩漬けやオイルを自家製するお家もたくさん。日本の梅干しのような位置付けに感じました。レモンも庭に植っていることが多いです。
子ども達のプレイグラウンドとしても大活躍です。
手作りのブランコやスモールハウスなどが設置されていることもあります。この感じは自分が小さい頃遊んでいたところによく似ていて、なんだか懐かしくなりました・・・!
自然の中での遊びを通じて、子ども達の想像力を育む場所となっています。
人にとって居心地の良い庭はペットたちにとっても快適な環境です。
ひだまりを楽しむ犬や猫たちの姿を見ることもしばしば。野良猫も野良犬も結構たくさん見かけるのですが、みんな安心した顔で寝そべっています。ボランティアの人を中心に、大事にしているそう。動物愛護の考えが浸透しているため、殺処分などもしないとのことでした。動物や自然と上手に共存しているところは見習いたいですね。
必ずと言っていいほどタイルや石貼りのテラスがあり、木漏れ日や風をのんびり楽しみます。
ホームセンターにはガーデン用の家具も種類豊富に揃っていて、リビングの延長のようにお庭で過ごす時間も長いです。
お客さんが来る日にはここでコーヒーやお酒をいっぱい飲み交わす、なんて場面もよく見かけます。
家庭で出た生ゴミや卵の殻は、捨てずに菜園や植物の肥料として活用します。
近年、日本でもコンポストなどの取組みが見直されていますね。身近なところから無理、無駄なく環境に配慮した取り組みがなされています。ギリシャは昔ながらのものを大事にする考えが根強いようです。ちょっとした体の不調は庭のハーブティーで治したり、お店にも「BIO」と表記のある有機栽培の野菜や食品、オーガニックコスメなどが並んでいます。
自分たちだけでなく、自然や動物など、周りの環境にも配慮した生活が営まれています。
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いかがでしたか?温暖な気候も手伝って、外で過ごす時間がとても長いギリシャ。友達や家族とここで過ごす時間をとても大切にしている印象を受けました。お天気の良い日は、気軽に外で食事なんかも良いですね。お庭の活用法、ぜひ参考にしてみてくださいね。