グランド工房

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2022/03/07 / 住まいの雑学 樹木・植物・メンテナンス

寒い冬を乗り越える!お庭の強風・雪・寒さ対策

寒い冬を乗り越える!お庭の強風・雪・寒さ対策
近年は異常気象による影響で、関東圏や九州でも寒冷地並みに気温が下がる日も珍しくありません。
しかし、冬の対策は台風などに比べて、外構やお庭作りを計画する際に見落としがちなポイントでもあります。
今回は、快適に冬を乗り越えられるお庭づくりの方法をお伝えしていきます。

1.寒い冬を快適に乗り越える4つのポイント

寒い冬を快適に乗り越える4つのポイント

①カーポート
②雪止め
③雨水タンク
④ガーデンルーム

①カーポート

 

寒い冬を快適に乗り越える4つのポイント カーポート

急いでいるときに限って、車のフロントガラスが凍っていて、慌ててお湯や解氷スプレーを用意した経験はありませんか?
日除けや雨避けというイメージが強いカーポートですが、実は冷え込みの強い冬にも活躍します。

カーポートは、夜の間に空気中の水分が凍って降りてくる霜を防いでくれるので、忙しい朝にもゆとりを持って出かけることができます。

 

強風・雪の日の対策は?

豪雪地域を想定して作られていない製品は、一般的に20㎝程度の積雪強度です。
大きな面積を占めるカーポートが雪の被害に遭ってしまうと何よりも危険です。
最近では、普通の積雪量想定で約30㎝~50㎝、豪雪地帯仕様では約100cm~200cmというものもあります。
カーポートやサイクルポートなどの屋根を検討する際には、あらかじめしっかりと確認しておきましょう。

寒い冬を快適に乗り越える4つのポイント カーポート

特に、片流れと呼ばれる片側にしか支柱がないタイプは、雪の重みで柱が曲がる可能性もあります。
製品の耐積雪強度が高くない場合には、オプションを活用して補強することが可能です。

1台用カーポートや、サイクルポートなどの片流れの屋根には、「サポート柱」というオプションがおすすめ。
カーポート施工後でも設置が可能で、柱が増えることにより、強度を上げることができます。
使わない時は支柱に引っ掛けて収納できる着脱式のタイプもあります。

簡単に設置できますが、少しコツがいるので、一度練習しておくことをおすすめします。
雪が降る前に設置するようにしましょう。

もし、積もってしまった場合には、耐積雪厚を超える前に雪下ろしをしましょう。
水やお湯をかけてしまうと、重量が増えて状況が悪化する危険性があります。
十分転倒には気をつけて、専用の「雪下ろし棒」を使って適切に処理しましょう。

 

②雪止め

 

寒い冬を快適に乗り越える4つのポイント 雪止め

屋根に積もった雪が落ちて、カーポートやテラス屋根が壊れてしまったり、お隣の屋根の瓦を傷つけてしまったりすることも。屋根からの落雪は、思わぬ事故を引き起こす可能性があります。

そんな被害を未然に防ぐ方法があります。
豪雪地帯では雪下ろしのためにあまり設置しませんが、雪下ろしするほど降らない地域こそ、「雪止め」が有効です。

雪止めは雪が屋根の上から滑り落ちてくるのを防いでくれます。
様々な形状のものがあり、太陽光パネルを設置しているお家でもつけられるタイプもあります。
ただし、雪止めが設置できない屋根もありますので、施工業者とよく相談して検討しましょう。

 

③雨水タンク

 

寒い冬を快適に乗り越える4つのポイント 雨水タンク

寒波の影響で水道管が凍結して破裂し、ひどい時には断水してしまう可能性もあります。
普段から災害用に飲水を備えているご家庭もあるかと思いますが、トイレや洗い物の水はなるべく節約したいものです。

そんなときに活躍するのが、雨水を貯水できる「雨水タンク」。

雨トイから直接つなぎこんで設置するので、雨のたびに水が溜まる仕組みになっています。
普段は植物の水やりや洗車などに利用することができ、節水に繋がります。
コンパクトで、デザイン性の高い商品もあり、ご自宅の景観を損ねずに設置できます。

 

④ガーデンルーム

 

「いくら暖房をつけても部屋の中が寒い…」という場合は、もしかしたら窓から暖かい空気が逃げてしまっているのかもしれません。
2重窓に交換したり、厚手のカーテンにしたりすると、熱を逃がしにくくなります。

もう一つおすすめしたいのが、テラス囲いやガーデンルームの設置です。

寒い冬を快適に乗り越える4つのポイント ガーデンルーム

外気と室内の間にもう一つ空間を作ることで、室内を暖かく保つ効果も期待できます。
普段はリビングの延長として使えるほか、天気が悪い日でも洗濯物を干せて大活躍します。

寒い冬を快適に乗り越える4つのポイント ガーデンルーム

湿気や匂いがこもってしまうのが気になる方は、除湿機などをおくのもおすすめ。
ガーデンルーム中で電気が使えるように、コンセントを設置しておくと便利ですよ。

 

強風・雪の日の対策は?

風が強い日や雪の日は、ガーデンルームのガラス扉は全て締めましょう。台風の時も同様です。カーポート同様、ガーデンルーム自体にも耐積雪強度がありますので、設置する際にはよく確認しておきましょう。

 

2.まとめ

雪や強風といった特別な日だけではなく、普段から便利に活用できるものもあります。
いざというときに慌てないように、日頃から使い慣れておくことも大事ですね。
厳しい寒さも、快適に乗り越えられるお庭づくりを目指しましょう!

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