2022/02/18 / お庭
愛犬のために作りたいウッドデッキ
ペットガーデンに人気なアイテムのウッドデッキ。
ワンちゃんのためのウッドデッキを作りたいときに押さえておきたいポイントをご紹介します。
家族とワンちゃんが一緒に過ごす憩いの場になる
ウッドデッキはお庭と室内をつなぐ空間になり、人がお庭に出やすくしてくれます。
お庭で飼われているワンちゃんにとっては、家族がお庭に来てくれることが増えて一緒に過ごせる時間を増やしてくれます。
のんびりとひなたぼっこやお昼寝をしたり、一緒にピクニックのようにご飯を食べたりして楽しい思い出を作ることもできます。
程よい運動ができる場所
ウッドデッキが広ければそこで走り回ったり、階段があればのぼったり降りたりすると、活発なワンちゃんにとってはすごくいい運動になります。
室内で飼われているワンちゃんもお庭に出やすくなり外でリフレッシュする機会が増えます。
ワンちゃんの汚れを最小限に
庭で走り回ったりプール遊びをするときは、土の地面だとワンちゃんの足の裏は泥だらけ…
そのままお家に入ってしまうとお家の中にも泥汚れ…
こんなお悩みもウッドデッキがあれば大丈夫!
土のように足の裏を汚しにくいので、気軽にお外遊びをさせてあげられます。
ウッドデッキを作る時にまず考えるのがデッキの素材です。
ウッドデッキには天然木と人工木があります。
天然木
天然木は本物の木の質感を楽しめて、温度上昇も抑えられるというメリットがあります。
しかし、杉やヒノキなどのソフトウッド系は経年変化やシロアリ被害が発生しやすく、定期的な塗装などのメンテナンスが必要です。
ソフトウッド系より少し価格が高くなりますが、ペットガーデンにはウリンなどのハードウッドがオススメです。
ハードウッドなら、経年変化も少なく丈夫で塗装も不要で、人にとっても犬にとっても心地よくリラックスできるウッドデッキを作れます。
人工木
人工木は、木粉と樹脂を組みわせてできた素材です。
本物の木ではないので、経年変化が少なく汚れも染み込みにくいので、メンテナンスが楽なところが人気です。
ただし、表面の温度が上がりやすいので注意が必要です。
また、表面がツルツルした素材の人工木もあります。
滑りやすいと犬の足腰に負担がかかってしまうので、人工木デッキの商品選びはしっかりしましょう。
ウッドデッキの耐久性、メンテナンス性
ワンちゃんがウッドデッキで遊ぶと、噛んだり引っ掻いたりしてデッキに傷や汚れがつくことが多くなります。
デッキの傷でささくれができたり汚れがひどくて滑りやすくなったりしたデッキは危険です。
傷や汚れが付きにくい人工木にするか、もし付いてしまっても定期的なメンテナンスでキレイに保ちましょう。
暑さ対策
ワンちゃんは夏の暑さが苦手です。
夏は熱中症にならないように、日陰を作って快適な空間にしましょう。
また、人工木は直射日光に当たるとかなり表面温度が高くなります。
ワンちゃんは基本裸足なので、比較的温度が上がりにくい天然木を使うか、やけどをしないように遊ぶ前に水をまいたり日陰を作ったりする対策が必要です。
安全な設計
表面がツルツルした素材で滑りやすいデッキはワンちゃんの怪我や足腰を痛める原因になります。
また、体が小さくて足が短い犬種は高い段差を上り下りするのも負担がかかります。
ワンちゃんが安全に遊べるようなウッドデッキの素材選びと設計はとても重要です。
その① フェンスをつける
ウッドデッキからの落下・脱走防止に役立ちます。
脱走防止で付ける場合は、ペットの犬種によって必要な高さも異なります。
小型の犬であれば80㎝ほどで大丈夫ですが、フェンスの隙間から逃げ出さないようにパネルや細かい格子などがついたデザインのものがオススメです。
大型犬やジャンプ力のある犬種の場合は、1.2mくらいあると安心です。
さらに、足をかけてフェンスをよじ昇ることがないように縦板のデザインがオススメです。
また、フェンスは、落下・脱走防止に役立つだけではありません。
目隠しタイプのフェンスをつけて外の景色や視線を気にすることなく遊ぶことができれば、犬もストレスなくのびのび遊べます。
警戒心の高い犬にとっては無駄吠え防止になり近隣トラブルになる心配も軽減します。
その② ステップ(階段)をつける
ウッドデッキは地面からの高さが40㎝以上になることが多いです。
ステップを設置すれば、ウッドデッキから地面に降りてお庭で遊んだり、そのまま散歩に出かけたりできます。
活発な犬にとってはデッキを走り回るだけでなく、階段の上り下りもよい運動にもなります。
その③ スロープをつける
ステップと同じようにお庭や散歩への動線を楽にします。
ダックス系やコーギーのような胴長短足な犬種は、階段のような段差も転落の危険や足腰への負担が大きくなります。
スロープがあれば、小さな体でも安全に上り下りができるようになります。
その④ 水栓をつける
ウッドデッキの上に設置できる水栓があります。
ペットが室内犬の場合、散歩や外遊びから帰ってウッドデッキで足を洗って家の中に入ることができます。
水遊びが好きな犬種には楽しい遊び場にもなります。
その⑤ テラス屋根・オーニングをつける
先ほどの「ワンちゃんのために気をつけたいこと」で触れましたが、
ワンちゃんは暑さが苦手です。
日差しが強い時はオーニングやシェードや熱線カットタイプのテラス屋根などをうまく利用して日差しをコントロールして、熱中症ややけどを防いであげましょう。
デッキの近くに植物を植えて木陰を作るという方法もあります。
お庭のアイテムで大人気なウッドデッキ。
より安全・安心に、楽しくお庭で遊べるように、素材選びや設計はしっかり考えたいですね。
素敵なウッドデッキでワンちゃんと一緒にたくさんの思い出を作りましょう。