2021/09/10 / 外構
車の出入りをスムーズに~自宅前の歩道の切り下げをする方法~
自宅前の歩道を車の乗り入れの為に、切り下げたい方もいらっしゃると思います。
では、その相談先って?
歩道の切り下げ=自治体と思うかもしれませんが、
まずは工事をお願いする業者を決定させる必要があります。
その為、業者への見積依頼・業者の決定を行いましょう。
各業者によって費用も変わってきますので、何社か相見積をとることをお勧めします。
「公共の場所だから。」と自治体に言えば、自治体がしてくれるだろう。は間違いです。
こういった個人の目的としての公共工事は、個人が業者を決めるところから始めなければなりません。
自治体によっては、公共工事を請け負っている業者を紹介してくれる場合もあります。
答えはNOです。
上でも述べましたように、個人の用途を目的とした公共工事には基本的に自治体は許可を出すのみです。
したがって、自費工事(費用は施主が負担)となります。
しかし工事完了後は、道路管理者へ引き継がれることを忘れないようにしてください。
切り下げ工事をするまでの流れは、
①業者への見積依頼、業者決定
↓
②道路管理者(自治体)への申請書提出、承認
↓
③現場施工
↓
④完了検査
とおおまかに上記のような流れとなります。
②の申請書提出などの許可申請は、業者が代行で行ってくれる場合もあります。
しかし、それも無料であることはほとんど無く、申請代行費が数万円発生しますので注意しましょう。
また自治体によって、施工基準が異なりますので、あらかじめ確認をしなければいけません。
③現場施工時は、道路を封鎖することになるので道路使用許可申請も必要です。
工事が完了しましたら、道路管理者へ完成書や完成写真を提出してこの流れが終了となります。
購入予定の土地が車の出入りの問題がなければ、そもそもそういった切り下げ工事は不要です。
元々、家が建っていた土地などの場合は、車の出入りもできるようになっていますが、畑や公園などの跡地だった場合はそこまで考えられていないことが多いです。
そういった土地の購入を考えている方は、どの範囲から出入りを行うのか?何mくらい必要なのか?
そしてその切り下げ工事には費用がかかってくることを頭に入れたうえで購入にうつりましょう!
工事にはいってしまえばすぐですが、申請などに時間のかかる切り下げ工事。
ご自身の土地で切り下げ工事が必要な方、もしくは今後必要になる予定の方。
よりスムーズに快適な生活が送れるためにも、しっかりと計画をたてて切り下げ工事を行いましょう。