2021/07/05 / 樹木・植物・メンテナンス おうち時間
マンションバルコニーでのガーデニングで注意すること
マンションのベランダやバルコニーで憧れのガーデンライフが送れたら素敵ですよね。
ハーブやお花を育てたり、BBQなどのアウトドアもきっと楽しいでしょう。
そのようなマンションバルコニーでのガーデンライフを安全・安心なものにするために、
知っておきたい注意点があります。
マンションには必ず管理規約というものがあります。
管理規約とは、マンションでの生活をより良いものとするために定められた、マンション生活の基本的なルールのことです。
その管理規約ではマンションのベランダやバルコニーは共用部分のうち、所有者(居住者)が専有使用権を持つ部分ということになっています。
つまり、その住戸の所有者(居住者)が自由に使用できる空間ではあるが、共用部分なので好き勝手にして良いわけではない、ということです。
管理規約はマンションによって内容が違うこともあります。
ガーデニングを始める前に自分の住んでいるマンションは何がOKで何が禁止されているのか、
管理規約を必ず確認しましょう。
<その① 避難経路としてのバルコニー>
ほとんどのマンションは、バルコニーは災害時の避難経路として使用することになっています。
バルコニーに専有使用権があるとしても、あくまで「共用部分」とされる理由の一つでもあります。
バルコニーには部屋をわけるための壁が設置されていますが、
災害やトラブルの際にはその壁を壊して隣接している部屋へ逃げることができる、大事な避難経路となっていることが多いです。
また、床にはしごが格納されていて、下の階に移動できる場合もあります。
このような大切な備えの役割もあるバルコニーなので、大きなプランターや家具などの動かしにくい物を置いて避難経路を遮らないように注意が必要です。
<その② 安全を確保>
マンションバルコニーは2階以上の高い位置にあるため、
万が一、プランターやガーデニング用品などが落下すると大変です。
大切なガーデンアイテムが壊れるだけでなく、下にいる人や物に当たってしまうと大事故になりかねません。
バルコニーに置く物は固定したり適度な重さのある物を置いたりして落下や飛散を防止しましょう。
バルコニーの外側に鉢を飾ることも落下の危険はもちろんのこと、土や水が落ちると下の階や歩行者に迷惑がかかるので絶対にNGです。
また、物だけでなく、小さなお子様やペットがいる場合も注意が必要です。
バルコニーの手すりや壁側に高さのある物を置くと、そこによじ登って壁を乗り越え、落下する危険があります。
足を引っ掛けやすいラチスフェンスのような物も同じくよじ登って落下の危険があるので注意が必要です。
<その③ 近隣とのトラブル防止>
ガーデニングでたくさんの植物を育てる事はとっても素敵ですが、
植物が原因で近隣の方とトラブルになることもあります。
害虫の発生しやすい植物、香りの強い植物、農薬の散布や水やりで気づかないうちに近隣に迷惑をかけてしまうかもしれません。
また、あまりに大きな植物や蔓性の植物が隣接する部屋まで伸びてしまう事もトラブルの元です。
<その④ バルコニーを傷めない>
バルコニーには、水が溜まらないように排水口があります。
タイルを接着剤で貼り付けたり、土や砂で排水口をつまらせたりして排水が悪くなるとバルコニーの劣化の原因となります。
また、モルタルやコンクリートで床を舗装すると、排水口をふさぐことに加えて重量が建物に負担をかけてしまうこともあります。
定期的に床の劣化や排水口がつまっていないかのチェックをして日頃から維持管理をしっかり行いましょう。
<人工芝やタイルパネルを活用>
バルコニーの床をおしゃれにしたいときは人工芝やタイルパネルがオススメです。
どちらも排水性や可動性があるので点検やメンテナンスがしやすいです。
タイルパネルは木製のものやシンプルなタイル風の物などお好きなデザインにできます。
バルコニー用に軽く作られていて飛ばないようにパズルのようにはめ込んでパネル同士を固定してきれいに敷くことができる物もあります。
<植物はしっかりお手入れ>
植物の放置は近隣トラブルやバルコニー劣化の原因となります。
周囲に配慮して植物が大きくなりすぎないようにこまめに剪定をして成長をコントロールしたり、つる性の植物はつるを誘引したりしましょう。
また、プランターは土がこぼれないように受け皿を置き、枯葉や咲き終わった花は適宜つんで、
土や枯葉が排水口をふさぐのを防ぐこともできます。
丁寧に手入れされた植物は姿もきれいになり、ガーデニングがどんどん楽しくなりますよ。
1.先ずは管理規約を確認
管理規約はマンションによって異なる場合があります。
火気厳禁(BBQなどができない)、ペットNG、洗濯物や布団を干してはいけない、生ゴミを置いてはいけない、そもそもガーデニングが禁止というマンションもあるようです。
自分の住むマンションはどんな規約があるのかをはじめに確認しましょう。
2.避難経路をふさがない
バルコニーの重要な役割を妨害しないように、物の配置にはよく注意をして、住人の安心・安全を確保しましょう。
3.ルールやマナー守って楽しもう
ガーデニングは毎日の生活をより豊かにしてくれます。
ルールやマナーを守ってきれいなお花を楽しんだり緑に癒されたりして潤いのある生活が送れるといいですね。
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