グランド工房

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2021/05/31 / 住まいの雑学 外構

台風・積雪に強い!LIXIL『テラスVS』で実現する減災エクステリアの新常識

近年、台風や豪雪などの自然災害が増加し、住宅の外構部分への被害も深刻化しています。特にテラス屋根の破損は、生活への影響が大きい問題です。LIXILの『テラスVS』は、強風や積雪に強い設計で、災害時の被害を最小限に抑える減災エクステリアとして注目されています。本記事では、テラスVSの特徴やメリットについて詳しくご紹介します。

①LIXILから登場「テラスVS」

暴風雨や豪雪が発生した時、お庭やバルコニーにつけられたテラス屋根が壊れてしまう被害は残念ながら少なくありません。そのような雨や風や雪による被害を起こりにくく改良されたテラス屋根が「テラスVS」です。

②テラスVSはどれくらい強い?

<風とテラスVS>

全国各地には、国土交通省より「基準風速」が定められています。
基準風速とは、各地域毎に平均的な地形の地上の高さ10mにおける50年に1度の確率で発生する最大風速のことです。この数字が大きい地域ほど強い風の台風が発生する確率が高いということになります。
このテラスVSは基準風速vo=46/秒地域対応となっています。基準風速vo=46/秒地域とは基準風速の最大値で、強い台風が多いイメージの沖縄や鹿児島の離島などが当てはまります。
つまり、テラスVSは全国各地の風に対応できる強度があるということですね。

<雪とテラスVS>

テラス屋根がそれぞれどのくらいの積雪に耐えられるかを示した対積雪強度。
一般的なテラス屋根は通常タイプで20㎝となっていることが多いのですが、このテラスVSは通常タイプでも30㎝と、1.5倍の強度となっています。
さらに積雪タイプになると最大で100㎝の対積雪強度になります。

③テラスVSの強さの秘密

<ポイント①フレームピッチ>

テラスVSは屋根を支えるフレームピッチが540mmです。一般的なテラス屋根は910mmや1000mm。
屋根ピッチを狭くしてフレームを多くすることによって、強い風にも耐えられる作りになっています。

テラスVSは屋根のパネルの厚みが2.3mmで作られています。一般的なテラス屋根は1.8mm。
この厚みにより、風に煽られにくく、雪の重みにも強い屋根になっています。

④スマートなデザインも嬉しいテラスVS

強い強度を求めたテラス屋根ですが、デザインもカッコよくなっています。

↑野縁ありのテラス屋根イメージ

↑野縁なしのテラスVS

<ポイント②屋根パネルの厚み>

一般的なテラス屋根には屋根の横方向に野縁(のぶち)というフレームが付いています。
このテラスVSは野縁がない作りになっているので、視界を横切るものもなくスッキリとした開放感が楽しめます。

↑野縁ありのテラス屋根の場合

↑野縁なしのテラスVSの場合

また、野縁がないのは見た目のメリットだけでなく、
野縁に当たって発生する屋根のバタつき音も軽減するというのも嬉しいメリットのひとつです。

※ただし、一般地域用900タイプ8尺以上、積雪地域用1500・3000タイプは野縁ありになります。

⑤様々な住宅や生活に役立つバリエーションも豊富!

テラスVSは様々な住宅の特徴にマッチした設置方法が選べます。

その① 日差しをコントロールしたい、目隠しが欲しい場合などはスタイルシェード(日除け)をつける

その② 2階のベランダに設置する。

その③ 2階や3階、柱が設置できない場所でも柱なしのルーフタイプは取り付け可能。

その④ ビューステージHスタイルに設置。

また、屋根の形状はR型とF型、本体色や屋根の材質は一般的なテラス屋根と同じバリエーションがあります。オプションで物干し各種や目隠しができる前面スクリーン、側面スクリーンも取り付け可能です。

⑥これからのテラス屋根のスタンダードに・・・

LIXILの『テラスVS』は、強風や積雪に対応した設計で、自然災害から住まいを守る減災エクステリアの新しい選択肢です。デザイン性も兼ね備えており、安心・安全な暮らしを実現します。災害に強い住まいづくりをお考えの方は、ぜひテラスVSの導入をご検討ください。

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