2020/07/15 / 樹木・植物・メンテナンス
雨水マスの掃除をしよう!
私たちが住む家には多くの場合「雨水マス」という排水マスがあります。
実はその雨水マスもきちんとお手入れが必要なことはご存知ですか?
TOPの写真のような白い小さなマンホールのような蓋をお庭で見たことはありませんか?これが、雨水マスです。
形は丸のものが多いですが、四角い雨水マスもあります。また、今は白いプラスチック製がほとんどですが、古いお家だとコンクリートで作られている雨水マスもあります。
地面に埋められている排水管を分岐したり角度を変えたりする部分に設置されることが多いです。
雨水マスとは、敷地内の雨水を集めて排水するための設備です。
蓋が開けられるようになっていて、点検・清掃などの管理をしやすくするという大切な役割も持っています。
蓋をあけると上の写真のようになっています。ちなみに、蓋を開ける時はマイナスドライバーを使うと開けやすいですよ。
バケツのような形の溜めマスに、排水管が接続されていて、その排水管は溜めマスの底から10~20cmほど高い場所に接続されていることが多いです。
お庭に降った雨は地面を流れて、お庭の土や砂や小さなゴミと一緒に雨水マスの中に流れ込みます。この時に土やゴミが排水管に一緒に流れ込んでしまうと、排水管の詰まりの原因となってしまいますよね…
そこで活躍するのがマスの底から排水管までの10~20cmの深さの空間です!
雨水と一緒に流れ込んだ土やゴミをこの空間に溜めて、排水管にはキレイな雨水だけが流れていくという作りになっているんです。
では、その土やゴミが溜まりすぎていたら…?
もう、おわかりですよね?
溜めマスに土やゴミが大量に蓄積してしまうと、結局それらが排水管に流れ込むことになり、排水管を詰まらせてしまうことになってしまいます。
だから、雨水マスもきちんとお手入れが必要なんです!
お手入れの仕方は簡単です!
上の写真のように、溜めマスの底に溜まった泥やゴミなどをスコップなどで取り除くだけ。
溜まっている泥の中には虫や細菌が発生していることもよくあるので、気になる方は軍手やゴム手袋を使うといいですよ。
頻度は半年に1回くらいが望ましいですが、蓋を開けてみて、ほとんど泥などがたまっていなければやらなくても大丈夫です。
オススメは雨が増える梅雨前です。
冬の間に落ちた枯葉などがたくさん溜まっていることもよくありますので、雨が増えてしまう前に一度点検・掃除をしておくと安心です。
見落としがちだけどとっても大切な雨水マスのお手入れ。
雨水マスが詰まっているとうまく雨水が排水できず、お庭に水たまりができたり、蚊などの虫が湧いてしまう原因にもなります。
しっかりお手入れをして、雨の多い季節もこの時期ならではのお庭の美しさなんかも楽しめるといいですね!